築20年を超えた我が家。特に気になっていたのが、古さが目立ち始めたキッチン、タイルが冷たく掃除も大変だった浴室、そしてシンプルな機能しかなかったトイレと洗面所でした。「いつかはリフォームしたいね」と夫婦で話してはいたものの、なかなか踏み切れずにいました。一番のネックは、やはり費用です。一体いくらかかるのか見当もつかず、漠然とした不安がありました。そんな中、子供の独立を機に、思い切って水回り全体のリフォームを決意しました。まずは情報収集から。インターネットで施工事例や費用相場を調べ、近所のショールームにも足を運びました。様々なグレードの設備を見ると夢は膨らみますが、同時に現実的な予算も考えなければなりません。我が家では、水回り4箇所(キッチン、浴室、トイレ、洗面所)のリフォームで、総額300万円を予算の上限と設定しました。次に、リフォーム会社選びです。3社ほどに現地調査を依頼し、相見積もりを取りました。各社から提案されたプランや見積もり内容は様々で、比較検討するのは大変でしたが、私たちの要望を丁寧に聞き取り、予算内で最適な提案をしてくれたA社に最終的に決めました。工事が始まると、一時的にキッチンやお風呂が使えなくなるなど、多少の不便はありましたが、職人さんたちがテキパキと作業を進めてくれる様子を見るのは楽しみでもありました。特にこだわったのはキッチンです。妻の希望で、収納力のある対面式キッチンに変更しました。浴室は、掃除のしやすいユニットバスに。暖房乾燥機も付けたので、冬場のヒートショック対策や雨の日の洗濯物干しにも役立っています。トイレは節水型のタンクレスタイプに、洗面所も収納力のある三面鏡タイプに交換しました。約1ヶ月の工事期間を経て、我が家の水回りは見違えるように生まれ変わりました。気になる最終的な費用ですが、設備のグレードを一部見直したり、内装材を工夫したりした結果、諸経費込みで約280万円と、ほぼ予算内に収めることができました。新しい水回りは、見た目が綺麗なだけでなく、機能性も格段に向上し、日々の家事がとても楽になりました。掃除もしやすくなり、快適そのものです。費用は決して安くはありませんでしたが、思い切ってリフォームして本当に良かったと感じています。
我が家の水回り一新費用と体験談