ある朝、キッチンで洗い物をしていると、蛇口の根元からじんわりと水が滲んでいるのに気づきました。そして、よく見ると蛇口の先からもポタッ、ポタッと水滴が落ちているではありませんか。「ついに来たか…」築15年の我が家、水回りのトラブルは初めてです。業者さんに頼むのが確実なんだろうけど、ネットで調べると「パッキン交換なら自分でできる」という情報がたくさん出てきます。よし、ここはひとつDIYに挑戦してみよう!と決意しました。まずは情報収集。我が家の蛇口はシングルレバー混合水栓。どうやらカートリッジ交換が必要らしい。蛇口のメーカーと型番を調べて、ホームセンターへGO。店員さんに相談しながら、適合するカートリッジと、念のため必要そうなサイズのパッキンも購入。モンキーレンチも持っていなかったので、ついでにゲット。さて、いよいよ作業開始。まずはシンク下の止水栓を…あれ?固い!長年動かしていなかったせいか、びくともしません。CRCを吹き付けて少し待ち、渾身の力で回すと、ようやくキュッと音がして閉まりました。ふぅ、第一関門突破。次にレバーハンドルを外します。これは小さな六角ネジで止まっていました。付属のレンチで簡単にクリア。問題はここから。カートリッジを固定している大きなナットが、これまた固い!モンキーレンチで掴んで回そうとしますが、滑ってしまってなかなか力が入りません。格闘すること10分、ようやくナットが緩みました。古いカートリッジを引き抜くと、結構汚れていました。新しいカートリッジを説明書通りにはめ込み、ナットを締めます。締めすぎると壊れるという情報があったので、慎重に、慎重に。レバーハンドルを取り付け、いよいよ止水栓を開けます。ドキドキしながら少しずつ開栓…水漏れは…ない!やったー!蛇口からも、根元からも水は漏れていません。達成感で思わずガッツポーズ。時間はかかったし、予想外の苦労もありましたが、自分で修理できた喜びはひとしおでした。費用も部品代と工具代で数千円。業者さんに頼むよりずっと安く済みました。これでまた一つ、家のスキルが上がった気がします。