止水栓が固着して回らない!原因と対処法

長期間使用していない止水栓は、固着して回らなくなってしまうことがあります。ここでは、止水栓が固着して回らない原因と、その対処法について詳しく解説します。まず、止水栓が固着して回らない主な原因は、「錆」と「水垢」です。止水栓は、金属製であるため、長期間使用していると、水道水に含まれるミネラル分や、空気中の酸素などによって、錆が発生することがあります。また、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが、止水栓内部に付着し、水垢となることもあります。これらの錆や水垢が、止水栓の可動部分に付着し、固着してしまうのです。止水栓が固着して回らない場合の対処法としては、まず、「潤滑剤を使用する」方法があります。止水栓のハンドルと本体の隙間や、ネジ部分などに、潤滑剤をスプレーし、しばらく時間をおいてから、再度回してみましょう。潤滑剤が浸透することで、固着が解消され、回りやすくなることがあります。潤滑剤は、ホームセンターなどで購入することができます。次に、「工具を使って回す」方法も有効です。ハンドルタイプの場合は、ウォーターポンププライヤーなどを使って、ハンドルを掴んで回してみましょう。マイナスドライバータイプの場合は、大きめのマイナスドライバーを使って、回してみましょう。ただし、力を入れすぎると、止水栓を破損させてしまう可能性があるため、注意が必要です。また、「お湯をかける」という方法もあります。固着した止水栓に、40℃~50℃程度のお湯をかけることで、金属部分が膨張し、回りやすくなることがあります。ただし、熱湯をかけると、止水栓を破損させてしまう可能性があるため、必ずぬるま湯を使用しましょう。そして、「ゴムハンマーで軽く叩く」という方法もあります。固着した止水栓のハンドル部分を、ゴムハンマーで軽く叩くことで、衝撃を与え、固着を解消できる場合があります。ただし、力を入れすぎると、止水栓を破損させてしまう可能性があるため、注意が必要です。これらの方法を試しても止水栓が回らない場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者は、専用の工具や技術を持っているため、安全かつ確実に止水栓を回すことができます。また、止水栓の交換が必要な場合にも、対応してくれます。止水栓の固着は、放置すると、水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。早めに対処することが大切です。