見えないけれど大切な我が家の排水トラップ

家の中で、普段ほとんど意識することはないけれど、実は私たちの快適な暮らしに欠かせないものって結構ありますよね。私にとって、排水トラップもその一つです。先日、ふとキッチンのシンク下を整理していた時、排水管がくねっと曲がっている部分が目に入りました。これが排水トラップか、と改めて認識した瞬間でした。考えてみれば、毎日何度も使うキッチンや洗面所、お風呂。これらの場所から嫌な臭いが上がってこないのは、この小さな装置のおかげなんですよね。以前住んでいた古いアパートでは、時々洗面所からモワッとした臭いがすることがありました。当時は原因もよくわからず、換気したり消臭剤を置いたりするくらいしかできませんでしたが、今思えば、あれは排水トラップの封水が切れていたのかもしれません。引っ越してからはそういったトラブルもなく、快適に過ごせています。それはきっと、今の家の排水設備がしっかりしている証拠なのでしょう。排水トラップは、いわば家と下水道をつなぐ関所のようなもの。不要な水はスムーズに排出しつつ、 unwelcome な臭いや虫の侵入はしっかりと防いでくれる。その健気な働きぶりに、なんだか愛おしさすら感じてしまいます。もちろん、その機能を維持するためには、定期的な掃除が必要なことも学びました。見えないところで汚れが溜まっているかもしれないと思うと、少し気が重くもなりますが、快適さのためには必要なこと。これからは、シンク下の扉を開けるたびに、排水トラップに「いつもありがとう」と心の中で声をかけて、こまめな手入れを心がけようと思います。目立たない存在ですが、その大切さを再認識した出来事でした。