引っ越し先で洗濯機をスムーズに設置するためには、事前の準備と確認が非常に重要です。引っ越し当日になって「設置できない!」というトラブルを避けるためにも、以下のチェックリストを参考に、新居の洗濯機設置場所を事前にしっかりと確認しておきましょう。まずは「設置スペースの寸法」です。洗濯機本体の幅、奥行き、高さを正確に測り、設置予定スペースに十分な余裕があるかを確認します。本体サイズぎりぎりではなく、左右や背面に多少のスペース(放熱やホース接続のため)が必要な場合が多いので、洗濯機の取扱説明書も確認しましょう。次に「搬入経路の確認」です。玄関ドア、廊下、洗面所のドアなど、洗濯機が通る経路の幅や高さを測り、問題なく搬入できるかを確認します。特に、通路の曲がり角や階段などは注意が必要です。大型のドラム式洗濯機などは、搬入経路が確保できずに設置を断念するケースもあるため、念入りに確認しましょう。「防水パン(洗濯パン)の有無とサイズ」も重要です。防水パンがあれば、万が一の水漏れ時に床への被害を最小限に抑えられます。防水パンがある場合は、その内寸を測り、設置する洗濯機の脚が収まるかを確認します。防水パンがない場合は、設置の可否や、必要であれば別途設置することを検討します。「給水栓(蛇口)の種類と位置」を確認します。壁から出ている単水栓か、混合水栓か、また、先端の形状はどのようなタイプか(ワンタッチ式、ネジ式など)を確認します。蛇口の種類によっては、給水ホース接続用のニップルやアダプターが必要になります。また、蛇口の高さが洗濯機本体より低い位置にあると、ホースが接続できない場合があるので注意が必要です。「排水口の位置と種類」も確認します。排水口が洗濯機設置場所の真下にあるか、横にあるかなど、位置を確認します。排水トラップ(臭いや害虫を防ぐ部品)が付いているかどうかも見ておきましょう。排水口の位置によっては、排水ホースの長さが足りなかったり、取り回しが難しくなったりすることがあります。「アース端子付きコンセントの有無と位置」も必須の確認項目です。洗濯機は水を使う家電のため、感電防止のためにアース線の接続が推奨されています。コンセントにアース接続端子が付いているか、また、その位置が洗濯機のアース線の届く範囲にあるかを確認しましょう。
引っ越し前の洗濯機設置場所チェックリスト